〔ゼル〕 俺がきたころにはもう遅かった。 あの日に戻れたらと、何度も思っていたのに俺は君を守れなかった。 何度自分自身を責めただろう。 俺はアリシアの元に駆け寄る。 いくらヴァンパイアに戻れたとしても、まだヴァンパイアとしての機能はあまり動いてない。それにアリシアは絶大な魔力を持っているから丈夫なはずたが……。 俺は意識のないアリシアを腕に抱き抱え、シルヴィーヌを睨んだ。