あたしのお腹にはシルヴィーヌの剣が刺さっていた。




お腹あたりに激痛が走った。
あたしのドレスは真っ赤な血によって色鮮やかに染められていく。




あたしはそのまま倒れ込んだ。






意識がはっきりとあるとはいえ、さすがにやばい。





ふと自分の髪と血が重なる。





お腹からの出血ではっきりしていた意識も、どんどん目の前がぼやけていく。









意識が朦朧としてる中でドアの開ける音が聞こえた。




「――……アリシア!!」






あぁ、ゼルだ……。助けにきてくれたのかな……。




あたしの意識はそこで途切れた。