「、、えっ、私ですか?」


「他に誰がいんのよ。」


今度は私が別の女生徒に声を掛けられました。


何故か睨まれているような、、、。


初対面なのに、、。


「、、えっと、何かありましたか?」


「最近一条くんと一緒にいるわよね?」


「、、たまたま同じ講義をとっているので。」


「アンタ、一条くんとどうゆう関係?」


「どう、って」


「まさか付き合ってる訳ないわよね?」


こ、この人、、。


「は、はい。ただの同期生です。」


「今まで一条くんは笹木くんとだけ仲良かったのに、」


こ、怖いぃ、、。


一条くんにファンがいることは知っていたし私も隠れファンだったけど、、、。



「一体どうやって取り入ったの?」


「取り入るなんてことしてないです。」


「だってありえない!!今までアプローチした子は結構いるのにみんな友達にすらなれなくて、、それなのに、何でアンタばっかり!!」


彼女の荒げた声に肩がビクつく。


周りの人もチラチラ私達を見ているのが分かる。


どうしよう、私、、。