『マフィンも手作りなのかな? リュシエンヌから甘い香りがするのはマフィンのせいかも』

 もう、食べないで。例えレイ様が口にしなくても他の人に口にして欲しくないわ。そう思っていたらNo.3が近づいてきて私の匂いを嗅ぎ始めました……

 耳元でNo.3がいろんな事を呟いてきます。気持ちが悪いですわ。


 愛している。
 綺麗だよ。
 僕だけのリュシエンヌ。
 あぁ。ずっと閉じ込めておきたい。
 はやく僕のものになって。
 早く二人きりになりたい。
 もう観念したら?
 もう起きてるよね?
 そんな仕草も可愛いよ。



 耳元でリップ音を立てました。ゾワっとして体が動いてしまいました。