『くそ、今日も可愛いな』
『レイ様大好きですわ』

 ……これは困った!

『あまりそう言うことは、こんな所で言わないでくれ……』
『だーい好きです』

 抱きしめる手に力が入ってしまう。こんなに可愛い生き物は未だかつて知らない。家に持ち帰りたい……


『……酔っているのか?』
『うーん、どうでしょう』

 どこまで私を翻弄するのだろうか!

 リュシエンヌは私に抱きついて来た。思いっきり返したいのだが余裕ある様に背中に軽く手を当てた。



 限界だ!