「あたしは直接渡したけど、特にショウくんから連絡先とかまだなんにも教えてもらってないよ? どうも、ってお礼言われてそれだけ」
お弁当を食べながら、芙美ちゃんはそう話した。
「そっか、直接渡してもそんな感じなんだ」
連絡先教えてもらえるの、なかなかハードルが高そうだな……。
「アリンコはゲタ箱に入れたんでしょ? なら、放課後まで分かんないんじゃない?」
「それまで気づいてもらえないかな?」
あと半日はしんぼうしないといけないんだ。
「でもあたし、アリンコなら絶対に佐藤くんに連絡先教えてもらえると思う! だって、このパウンドケーキめっちゃおいしいもん」
芙美ちゃんは、大喜びであたしの作ったパウンドケーキを口に運んでいる。
「そ、そう? ありがとう芙美ちゃん!」
「うん、うん! あせることないって。こんなにおいしいパウンドケーキもらったら、誰だって喜んじゃうよ!」
うれしいなぁ。芙美ちゃんにそう言ってもらえて、ちょっとホッとしたよ。
そのとき、
「ちょっと聞くんスけど――」
教室のドア付近で低い声がした。
「このクラスに、アリカワなんとかさんってひといる?」
アリカワ……って、あたしのこと?
「はい、有川 凛子はあたしですけど」
ててててっ、と教室のドアまで行ってみると。
そこに立っていた人物とあたしは、顔を合わせた瞬間、二人同時に声をあげた。
「なんでっ???」
あたしの目の前にいるのは、昨日会った背が高くて目つきの鋭いキラッキラの金髪男子。
これはどういう運命のいたずら? どうしてここにいるの?
クラスもちがうし、もう顔を合わせることはないって思ってたのに!
ポカーン、とつっ立っているあたしに、金髪男子は少し照れくさそうに、
「これ――」
差し出してきたのは、見覚えのある青と白のボーダー柄のラッピングバッグ。
ええええええ?
それ、あたしがけさ佐藤くんのゲタ箱に入れたはず……!
なのに、どうしてこのひとが???
お弁当を食べながら、芙美ちゃんはそう話した。
「そっか、直接渡してもそんな感じなんだ」
連絡先教えてもらえるの、なかなかハードルが高そうだな……。
「アリンコはゲタ箱に入れたんでしょ? なら、放課後まで分かんないんじゃない?」
「それまで気づいてもらえないかな?」
あと半日はしんぼうしないといけないんだ。
「でもあたし、アリンコなら絶対に佐藤くんに連絡先教えてもらえると思う! だって、このパウンドケーキめっちゃおいしいもん」
芙美ちゃんは、大喜びであたしの作ったパウンドケーキを口に運んでいる。
「そ、そう? ありがとう芙美ちゃん!」
「うん、うん! あせることないって。こんなにおいしいパウンドケーキもらったら、誰だって喜んじゃうよ!」
うれしいなぁ。芙美ちゃんにそう言ってもらえて、ちょっとホッとしたよ。
そのとき、
「ちょっと聞くんスけど――」
教室のドア付近で低い声がした。
「このクラスに、アリカワなんとかさんってひといる?」
アリカワ……って、あたしのこと?
「はい、有川 凛子はあたしですけど」
ててててっ、と教室のドアまで行ってみると。
そこに立っていた人物とあたしは、顔を合わせた瞬間、二人同時に声をあげた。
「なんでっ???」
あたしの目の前にいるのは、昨日会った背が高くて目つきの鋭いキラッキラの金髪男子。
これはどういう運命のいたずら? どうしてここにいるの?
クラスもちがうし、もう顔を合わせることはないって思ってたのに!
ポカーン、とつっ立っているあたしに、金髪男子は少し照れくさそうに、
「これ――」
差し出してきたのは、見覚えのある青と白のボーダー柄のラッピングバッグ。
ええええええ?
それ、あたしがけさ佐藤くんのゲタ箱に入れたはず……!
なのに、どうしてこのひとが???



