窓に咲いた、小さな花火大会


ヒュルル〜……バッ!



「あっ」



あたしと勇輔の声が重なる。
小さいけれど、窓に花火が咲いた。


遠いので小さく見えるけれど、輝く花がどんどん紺色の空に咲いていく。