オーダーした飲み物が揃うと小山内くんが
「早く乾杯しよう、乾杯。」
と言って私たちは乾杯して飲みはじめた。
ごくごくごくごく。
「ふぅ。うまい。やっぱ仕事の後のビールはサイコー!」
思わずそう言って1/3程になったジョッキをテーブルに置いてから、ふと両隣からの視線を感じて両隣を順番に見た。
右隣のナルと左側の内野くんという大人しそうな男子が珍しいものでも見るような目で私を見ていた。
「え、と。お疲れ様でした。」
内野くんが私に言って自分もグラスを顔の前にかざして一口飲んだ。
「オヤジか。」
ナルは馬鹿にしたように私に言った。
「すごい男っぷりがいい飲み方ですね。」
内野くんが言った。
「いや、私、女。女。」
一応訂正しておいた。
「スイマセン。つい・・・」
「タメ口でいいよ。なんかそんな話し方されると・・・」
内野くんは一見気が弱そうで神経質そうに見えなくもない雰囲気のちょっとオタク系。ガリガリでワイシャツもダブダブな感じがした。
「タメ口というわけにはいきません。年上ですから。」
「1歳しか違わないでしょ?」
「はい。でも年上です。姉と同じですから。」
どうでもよくなって話を変えた。
「それ何?」
私は内野くんが飲んでいるものをさして聞いた。
「青汁サワーですよ。」
「青汁ね・・・」
「はい。まあまあかな。」
そこそこ満足げな顔で内野くんは言った。
「最初からそれ飲んでるの?」
「はい。体に良さそうなので。」
(体を気にするなら飲むこと自体がどうなの?)
根本的な疑問はあったが、それ以上つっこむのもどうかと思い止めておくことにした。
「早く乾杯しよう、乾杯。」
と言って私たちは乾杯して飲みはじめた。
ごくごくごくごく。
「ふぅ。うまい。やっぱ仕事の後のビールはサイコー!」
思わずそう言って1/3程になったジョッキをテーブルに置いてから、ふと両隣からの視線を感じて両隣を順番に見た。
右隣のナルと左側の内野くんという大人しそうな男子が珍しいものでも見るような目で私を見ていた。
「え、と。お疲れ様でした。」
内野くんが私に言って自分もグラスを顔の前にかざして一口飲んだ。
「オヤジか。」
ナルは馬鹿にしたように私に言った。
「すごい男っぷりがいい飲み方ですね。」
内野くんが言った。
「いや、私、女。女。」
一応訂正しておいた。
「スイマセン。つい・・・」
「タメ口でいいよ。なんかそんな話し方されると・・・」
内野くんは一見気が弱そうで神経質そうに見えなくもない雰囲気のちょっとオタク系。ガリガリでワイシャツもダブダブな感じがした。
「タメ口というわけにはいきません。年上ですから。」
「1歳しか違わないでしょ?」
「はい。でも年上です。姉と同じですから。」
どうでもよくなって話を変えた。
「それ何?」
私は内野くんが飲んでいるものをさして聞いた。
「青汁サワーですよ。」
「青汁ね・・・」
「はい。まあまあかな。」
そこそこ満足げな顔で内野くんは言った。
「最初からそれ飲んでるの?」
「はい。体に良さそうなので。」
(体を気にするなら飲むこと自体がどうなの?)
根本的な疑問はあったが、それ以上つっこむのもどうかと思い止めておくことにした。


