「いいよ。」
姉がぽんっとワインのコルクを抜く時みたいにあっさり言った。姉はこういうところさっぱりした性格だ。
「ありがとう。よかったぁ。」
私はアクセントをつけて大袈裟に喜んだ。
「そのかわり貸して。」
「何を?」
「あのワンピース。」
そうか、そうきたか。
姉が言っているのはあの勝負ワンピに違いない。
「え?どれのこと?」
私はシラを切ってみた。
「クリスマス前に買ってきたでしょ?見せてくれたじゃない。特別な人と特別な時に着るんだって。」
「ああ、あれね。」
「クリスマスには活躍出来なかったみたいだね。」
痛いところを突いてきた。
「今後も日の目を見ないなら箪笥の肥やしになってもいけないから今度私に貸して。」
姉が抜目なく言った。姉はさっぱりしているけれどちゃっかりもしているのだ。
「えー、だってあれは私の勝負・・・」
私はブーイングをあげた。
「なら貸さない。」
姉はハンガーにかかっているコートを取ろうとした。その目はふざけ半分で笑っている。
「わかった、わかった。ワンピース貸すから。だから貸して。」
私はソファーから身を乗り出して姉に言った。どうせ婚活パーティーにでも着ていくつもりなんだろう。
姉がぽんっとワインのコルクを抜く時みたいにあっさり言った。姉はこういうところさっぱりした性格だ。
「ありがとう。よかったぁ。」
私はアクセントをつけて大袈裟に喜んだ。
「そのかわり貸して。」
「何を?」
「あのワンピース。」
そうか、そうきたか。
姉が言っているのはあの勝負ワンピに違いない。
「え?どれのこと?」
私はシラを切ってみた。
「クリスマス前に買ってきたでしょ?見せてくれたじゃない。特別な人と特別な時に着るんだって。」
「ああ、あれね。」
「クリスマスには活躍出来なかったみたいだね。」
痛いところを突いてきた。
「今後も日の目を見ないなら箪笥の肥やしになってもいけないから今度私に貸して。」
姉が抜目なく言った。姉はさっぱりしているけれどちゃっかりもしているのだ。
「えー、だってあれは私の勝負・・・」
私はブーイングをあげた。
「なら貸さない。」
姉はハンガーにかかっているコートを取ろうとした。その目はふざけ半分で笑っている。
「わかった、わかった。ワンピース貸すから。だから貸して。」
私はソファーから身を乗り出して姉に言った。どうせ婚活パーティーにでも着ていくつもりなんだろう。


