加藤と吉田が寮に帰ると、寮は規制線が張り巡らされていた。すぐに警察が2人に寄ってきて2人は別々の場所に案内された。加藤は勝手口へ、吉田は駐輪場だった。2人は同じ質問をされた。「何か知っていることはありませんか」無論、2人は何も知らなかった。何しろ牛乳を飲んでパンを食べて大学まですっ飛んで行ったのだから。他にも色々質問されたが、2人は「知りません」しか言えなかった。それでも30分程かかり聞き取りが終わった。2人は寮の部屋に帰った。「許せないよね」「悲しすぎるよね。。」2人はそう言い合った。そこへ、玉木が寮に帰ってきた。例の、早朝、神ノ木を寮で見かけた者だ。玉木は朝、神ノ木が寮から出てくるのを見たこと、周りを伺いながらどこかに向かったことを警察に話した。一気に神ノ木が容疑者として浮上した。