ードキン。
何、それ……。
「え?どういうこと?」
「SOMAとAINaって付き合ってたの?しかも今日から!?」
静まり返っていた会場が徐々に騒がしくなり、会場全体が混乱している。
いやぁぁ、ショック……という言葉も聞こえた。
そりゃそうなるよね。アイドル同士が付き合ってるなんて。ファンからしたら裏切りでしかないもの。
って、なんでこんなことになってるの!?
「ちょっと、SOMA!なんで私と付き合ってることになってるのよ!ファンを困らせないでっ……んぅ……!」
お客さんをこれ以上混乱させる訳にはいかないと思い、SOMAに近づき説得を試みる。だけどそんな私のくちびるは塞がれた。
SOMAの……くちびるで。
それは甘くて激しくて、行きも出来なくなるほどのキスだった。SOMAは何度も何度も角度を変えてキスをする。
その姿を、お客さんは見ていた。
そして、いつの間にかまた静まり返っていた。



