私だってドキッとした。
カッコよすぎるでしょ……。
「それじゃあ早速1曲目、始めるよー!」
気持ちを切り替え、パフォーマンスに集中する。ダメだダメだ。この気持ちは捨てないと……。
不安な気持ちを残したまま曲が始まった。だけど一曲目、二曲目が終わる頃にはライブに夢中になっていてSOMAへの気持ちは忘れかけていた。
私が踊る度にふわりと舞う衣装のスカート、汗だくになりながら必死に踊って歌うSOMA。会場にいるお客さんはサイリウムを振って応援してくれている。
憧れの夏フェスは今、現実となっている。
「ありがとうー!それでは今日最後の曲に移る前にみんなに報告があるからちゃんと聞いてくれよな!」
「え?」
トークなどをちょくちょく挟みながら3曲目を踊りきって、水分補給をしているとSOMAが勝手に話し出す。
その突然の行動にファンも戸惑っている様子。



