「単刀直入に言うけど、そうたくんとまなとくんにこれ以上近づかないでくれる」
「あなたがいると2人に近づけないのよ」
聞きたかった内容はこれか…。
やっぱり私が2人といることを気に食わない女子がいたってわけだ。
「ごめんなさい…、それはできない。誰と仲良くするかは私が決めるから」
ちょっぴり怖いけど、指図されるのは嫌だった。
「まあ、そうなるよね。…一週間後、後悔することになるから」
そう言いスタスタ階段をおりて行った。
「ふぅ…怖かった」
まだ心臓がバクバクしている。
やっぱり私はクラスの女子とは仲良くなれない。
2人を待たせてしまっているので急いで向かった。