愛菜は防波堤の上に座った。
「危ないよ」
「大丈夫、理久斗くんがいるもん」
「僕だって手が離せない時はある、昨日みたいに……叶多と歩いて行ってもかけつけられない、でも愛菜の事信じてるから」
「私の事が気になってとは言われたけど、フォームを直してくれたから恋愛的な方なのかよくわからなかった、告白はされてないよ」
そういうと愛菜は防波堤から降りて理久斗の隣に立つ。
「そっか……」と理久斗くんはまた海を眺めた。
愛菜は周りをキョロキョロ見渡した。
誰もいないのを確認してゆっくり理久斗くんに手を回した。
「愛菜……」
「今は誰もいないから……ハグってこれで合ってるかわかんないけど(笑)」
私……
少しずつ理久斗くんに心が動いてるみたいです。
理久斗くんは私の頭に手を置いてありがとうと言ってくれた。
END



