「うん、わかった、でも何を気をつけるのかわかんないけど……」
明日が怖いと理久斗くんは言ってた。
そんなに心配なんだ。
理久斗くんは……わかる?叶多にヤキモチ妬いてるんだよ?と海の方を向いて言われた。
「理久斗くんでも?」
「僕ってそんなに怒らない性格だけど、流石に彼女にはヤキモチくらいは妬くよ(笑)」
少し笑顔もぎこちない
「私はどうすれば理久斗くんに心配かけない?その……付き合ったことないって言ったでしょ?わからないから教えて欲しい」
愛菜は僕のTシャツの裾を軽くつまんだ。
愛菜の顔を見ると上目遣いにじっと見られた。
うっ……可愛い……キスしたいけど……
僕が不安なように、愛菜も付き合い方に不安なんだな
軽く頭を振って邪念を消した。
そうだ明日練習終わりに合同でBBQがあるんだった。
「なぁ、愛菜、彼氏いるってちゃんと断れる?」
僕は愛菜の頭を軽くぽんぽんとなでた。
「もちろん(笑)」
少し恥ずかしそうに…でも口角はあがった。
「信じるね、はい」
理久斗くんは両手を広げてきた。
「ここで?」
愛菜はキョロキョロ民宿の方を見た。
廊下を人が歩いている。
「人がいるからやだ」
「えー」
愛菜は少しだけ足を1歩出して理久斗の側に寄った。
「今日はこのくらいで許して……」
いつものように真っ赤にきっとなっているだろう、暗くて見えないけれど……



