私とあの子

『なにー?あの女。東条様と歩くなんて100年早いわよブス!』

こんな時、自分の地獄耳が嫌になる。

「あんた、意外と人気者なんだね」

いやー玲ちゃんびっくり。なんて、言ってみせる。

「毎日が嫌になるくらい、人気者だよ」

「うわっ、うざいわ。お前のどこがいいのか
わかんない」


私は人気者になるなんて夢のまた夢だからな。

「顔だろ顔」

「顔より、性格重視だろ。性格終わってたら、顔も台無し」

「お前のそう言う所、好きだぜ」

自分の素直な気持ちを言うと、そう言われた。

「私は、好きでもないよ」

好きになったってどうせ報われないから。