私とあの子

「ちょ、宇宙!」

俺を止めようと小声で、玲が俺に向かって言ってきた。ただ、背が俺方が大きいから、上目遣いにも見える。なんて、この状況で呑気に考えた。

「なんなんですか⁉︎王子様に守られるお姫様気取り?」

玲に向かって、そう言いに来た1年。そいつの顔を俺は知っていた。少し前に俺の告白してきた女子だ。

「"あの子"が苦しんでるのに、自分は男遊びとか、いい加減にしてよ!」

名前も知らない女は、玲が顔を歪めているのに気づいていないのか、はたまた、気づいた上で言い続けているのか。しかも攻めているのは、俺たちの関係と、もう一つの何かについてだ。その何かがなんなのかと考えていると、

「やめて!私、そんな事してなんて言ってないよ.....?」

玲の妹の声がした。