私とあの子

「玲、はよ」

下駄箱で、玲を見つけてそう言った。もはや当たり前になってきた朝の挨拶だ。

「おはよ」

さり気なく俺の隣に並んで、一緒に屋上に向かう、玲。一緒に歩いていると視線をそこらじゅうから、感じる。1年が玲を見て、何かを言っている。何を言っているかは聞こえないが、悪口だろうな。分かりやすく玲が顔を歪めている顔を歪めている。

「おい!文句があるなら、面と向かって言いな!」

コソコソと何かを話している、1年たちに言った。