私とあの子

ここで授業受けるとか最悪なんだけど。常に自分の悪口が聞こえるとか無理。

「あー用事思い出した!ちょっと玲、ついて来いよ」

私の許可もなしに、手を引いて教室から出て階段を上って行く、宇宙。ついたところは屋上。

「ここの理事長に鍵渡されてんだよ。もう使わねーって言うから、貰ったの。俺の場所だよ」

気を使って、連れてきてくれたんだ。
でも理事長が1人の生徒に屋上の鍵を渡していいのかってところはおいておこう。

「ありがと、宇宙」

一応お礼を言っておく。

「あ?何にだよ。しょうがねーから、お前もここにきていい権利をやるよ」

「権利って何?」

「笑ってんじゃねーよ!俺の場所だから、
俺の許可がねーと入れねーの!」

どうやら心配事は、早くになくなりそうだ。