羽白真side

あれは桜の舞い散る入学式

その日僕は体調が優れなかった。

もちろんはるにぃからもはやとにぃからも学校を止められてたでも入学式だからって特別行かせて貰ったんだ。

でも終わったら迎えに行って病院を条件だけどね。

嫌だなって思ってたら遠くから女の子が叫んでいた。

「あの!誰か!誰かいませんか!」

僕ははてなが頭に浮かびつつそっちに向かった。

そしたらおじさんが胸を抑えていた。

僕は体調悪いことなんて忘れてその女の子の方へ走った。

「大丈夫ですか?聞こえますか?」

「えーと、君は?」

「話は後です。とりあえず携帯持ってますか?」

「それが、家に忘れてきてしまって」

何やったんだこの子

「あ、そうなの?じゃあこのおじさんにひたすら呼びかけてください。僕は救急車呼んできます。あ、後これを飲ませてください。これは誰でも飲める薬なので少しは落ち着くかと。これ水です。」

「ありがとうございます!」

僕は女の子が薬を飲ませてる間に救急車を呼んだ。

その10分後ぐらいに救急車が来た。

幸い措置が早かった為大事には至らなかった。

安心してほっとしたら女の子が話しかけてきた

「あの!ありがとうございました!」

「いえいえ。君が大声で叫んでたから僕にも届いたんだよ。

ありがとう。ところで君あそこの学校の子だよね?入学式かな?僕も今日なんだね。」

そー言って僕は話を続けた

「はい!そうです!私北野宝乃夏って言います!ニコッ」

そー言って女の子は名前名乗った

北野さんが笑った瞬間キュンとした。

これが恋だとすぐに気づいた。

でもそんなのものもつかの間

「北野宝乃夏さんか。いい名前だね?僕は西海羽白真です。ウッケホッ」

急に心臓が痛んだ。

夢中になって忘れていた。
僕は走ったんだ、体調が悪いことも忘れてた。
女の子は焦っていた。

それもそーだ、さっきまで同じような症状の人を相手にしてたんだから。

「僕は大丈夫です、、でも、僕の携帯から電話のところ開いて救急車呼んでくれないかな?」
っと言ったか時は安心したのか記憶が無い。























それが彼女との出会いだった。