あの日の君に好きと伝えたくて





一限目は担任の授業だからと朝から席替えを始める。




紙のくじを引いた番号を黒板の数字を見ていくと窓側の一番後ろの席で机と椅子を運んで移動をした。




私の隣の席を見ると富井くん。




お互いに目が合うが直ぐに目を逸らして、一限目の支度をしていると隣から、私にだけ微かに聞こえる声で「やっと見つけた」と呟いた。



私は声をかけられたのかと思って富井くんの方を向いた。



すると、富井くんからは笑顔で「よろしくね、朝倉さん」と言われた。



「うん、こちらこそ。 よろしくね、富井くん」




席替えが終わって授業か始まった。



黒板に書かれているのを鈴華は、横から視線を感じながらノートに書き写していく。



その度に横からの視線を感じ、私は少し富井くんに恐る恐る視線を合わせると慌てて彼は前を向く。



そんなやり取りが数回続いた。



お昼ご飯を食べ終えて、午後の二限の授業も無事に終える。




教室の掃除をしてからひとり家路につく。