家に帰るとお母さんがびっくりしていた。
「部活は?」
「何か熱があるみたいで……」
お母さんはすぐに体温計を持ってきてくれた。
ピピッと音がして見てみると37度5分
「微熱ね、喉痛い?病院行く?」
お母さんに言われたがとりあえず寝てみると部屋に行った。
夜寝る前に1度薬を飲んで次の日の朝は熱は下がっていた。
普通通り学校に行き部活に出ると相馬くんが話しかけてきた。
「昨日より顔色いいよ(笑)」
「ありがとう」
その日の部活の休憩時間に相馬くんにお礼をしようと思い自販機に行こうと誘った。
「昨日のお礼」と誘うと「別にいいのに」といいながらついてきてくれた。
弓道場は学校の端にあってグランド周りを歩かないと自販機がない。
当然ネットは張ってあるけど、しばらく歩いていると私の身体をくるっと移動させたかと思うとネットにサッカーボールが当たってきた。
さりげなく場所を代わってくれて自分がネット側に行ったのだ。
優しい……
私は少しキュンとして頬を赤らめた。



