高校に入り弓道部に入部すると、意識して姿勢も良く歩いていると近寄り難くなったのか告白も減ってきた。
そんな私が何故相馬くんの告白をOKしたのか……当然1年生で入部した時に名前と顔は知っていたけど特に1年生の時は普通の部活仲間だった。
2年生になると少し気になる存在になっていたのだ。
「大丈夫?」
何故かボーッとしていたみたいな部活中の私……
「ん?何が」
「体調悪いんじゃない?顔が少し赤いよ」と言って相馬くんの右手は私の頬に当てられた。
相馬くんの手は冷たくて気持ちよかった。
「やっぱり少し熱いよ、ちょっと待ってて」
相馬くんは先輩にひと言言って弓道場から肩をポンポンと叩かれ靴を履き替えた。
「帰って休んだ方がいいよ、先輩には言ったし、先生が来たら言っておくから」
「あっ、うん、ありがとう」
私は部室に行って着替えて出てくると相馬くんが冷たいお水を学校の自販機で買ってきていてくれたのだ。
「冷やして」と渡してくれたので
「ありがとう」とお水をもらった。
「1人で帰れる?」
「うん、大丈夫」
「じゃあ、僕部活に戻るね、また明日」と笑顔で言われた。



