『やり直してみませんか、最初から。』 『出逢った頃から。』 坂月の言葉が蘇る。 それができたら、どんなにいいか。 最初から全てやり直せたら。 だけど、現実はそうはいかない。 現在は、過去の上に成り立っている。 それでも。 もしも、最初からやり直したとしても。 誰も傷付けない方法はないのかもしれない。 どちらにせよ。 「最低だ、自分。」 無力で小さくてはっきりしてなくて。 何をしても、いつも誰かを傷付けている。