「浩介さ、真白のこと好きなんだよね。」
「好き好きオーラダダ漏れな感じするけど
やっぱそうかぁ……」
「真白って好きなやついんの?」
「ふふっ、さっき芝くん好きになったって
聞いたんだー。」
「が、ガチかっ……!」
朝日くんは目を見開いてうれしむ。
「きっともう2人付き合うんじゃないかな!」
わたしはふふっと笑った。
朝日くんは今まで見たことのないような
優しい顔をする。
そうしてにっこり笑ってからわたしの頭を
ぽんと撫でる。
わ……なんか気恥ずかしい…
………あ、れ?
朝日くんの手がだんだん降りてる。
頭から、頬をなで、腕の方にするっと落ちていく。
だが手首のほうで止まる。

