私にだけ甘々な先輩とお祭りデート

浴衣から視線を離さずに何気なく聞いてみる。

「は、はぁ?な、なんだよ、きゅ、急にっ!」

いつも姫乃と一緒にいる青野の名前を出すと、明らかに動揺した。

こいつ……わかりやすすぎ……。

「姫乃から聞いたけど、青野、祭り行く相手決まってないらしい」

「えっ、まじで⁉︎やー、青野ちゃん可愛いからもうとっくに誘われてるのかと思ってた!」

「断ってるんだってよ」

「じゃあ俺も脈なしじゃん……」