「本当は私が萌とお祭りに行きたかったけど、仕方ない。萌をとびっきり可愛くしてあげる

からねっ!」

「ふふっ。ありがとう、みさちゃん。私もみさちゃんのために頑張るね」

やっぱりみさちゃんはとっても優しくて頼りになる友達だなぁ……。

「じゃ、じゃあ早速、役割分担するわよっ!私と萌はこれから浴衣を———」

みさちゃん、可愛いなぁ……。

私が笑顔でお礼を言うと、みさちゃんは照れてしまったみたいで、頬を赤くしながら

これからの行動の指揮をとり始めた。