「あとは正美に都合を聞いてケーキでも買っていこうか?」

「そうしよう。」

「プレゼントは私が持ってようか?それとも武田くんが持ってる?」

「川島さんちに置いといてよ。」

「了解。さて、帰ろうか?」

「なんか用事あんの?」

「別にないけど。」

「じゃあちょっと付き合ってくれない?眼鏡買いたいんだ。」

 武田くんはあまりセンスがいいとは言い難い黒ぶちの眼鏡をかけていた。日頃からダサいと思っていた眼鏡。それはぜひ変えるべきだと内心、大賛成した。

「オッケー。そういうことなら選んであげる。まかせといて。」

「サンキュ。でもその前にちょっと休もう。喉渇いた。」

 武田くんがそう言ったのでカフェで休むことにした。