キミはほぼ毎日ここに来て
ボクに無視されるってわかってるのに
どうでもいい話を歌を聞かせるかのようにボクに話す


昨日見た映画の話や好きな食べ物の話
休日はどこに買い物しに行ったか

キミが一方的に話すから
ボクはキミの話に耳を傾け
キミの情報を知る

ボクとは全然違う
そんなキミが凄く眩しかった

明るくて友達も沢山居る
成績も良くて運動神経もいい
クラスの中心でいつも笑ってる

ボクじゃない他の男子なら飛んで喜ぶであろう話をボクは毎日聞いていた



一人で過ごしていた
この時間のこの場所が

キミと過ごすうちに
もう少しこの時間が続けばいいのにと思う

そんな変化にボクは少し戸惑った