ついにこの日が来た!!
大丈夫。ちゃんと海紅に言われた通り完璧に仕上げたし、メイクも上手くいった。持ち物も完璧!

「よし!行ってきます!!」
私はドキドキしながら玄関を出た。
浅見くんとは1時に青空駅で待ち合わせの約束だ。この時間なら10分前には着くはずだ。

「着いた...とりあえず鏡!!」
エレベーターに乗り、鏡を見て最終チェック!
3階に着いたら近くの椅子で待ってよーっと!

エレベーターが3階に着き、ドアが開いた。
座ろうと思い椅子に目を向けると、見覚えのある人が椅子に座っていた。
「浅見くん!?」
「やほ」
え、なんで?!だってまだ約束の時間まで10分あるし、来る途中見かけもしなかったよね?!
私は混乱していた。
そして初めて見る私服姿がとてもかっこよかったから余計に頭がパンクしそうだった。

「とりあえず電車乗るか!」
「う、うん」
2人で電車に向かって歩き出した。