私の運命の相手は殺し屋でした。

グレネの本名は、橘 琉叶(タチバナルカ)。

私は全てを思い出した。

__るかくん。

彼のことは、そう呼んでいた。


私は今まで、何かを忘れていた。

誰を好きになっても、誰と付き合っても、心にはポッカリ穴が空いていた。

私の心の穴を塞ぐのに必要な存在が、琉叶だった。

私の人生に必要なのは、グレネ。

___琉叶だ。

例え、その相手が合法な職業で無かったとしても。



彼が殺し屋だということなど、もはやどうでもよかった。





ただ、私の傍にいてくれるなら。




















私は、隣で少し顔を赤らめる琉叶に、こう言った。










「私の運命の相手は殺し屋でした。」




ね。



私も琉叶も、クスッと笑った。