私の運命の相手は殺し屋でした。

「でも俺、無理なんだよ。」

グレネは、物悲しそうな瞳を私に向けた。

「…殺し屋。俺はどこかで道を間違えた。最初はお前を探すために、普通に暮らしていたのに。いつの間にかこんなんなっちまって。」

「グレネさん…。」

私は、過去の記憶を掘り返した。

確かに、小さな頃に毎日遊んでいた男の子がいた。

何をして遊んでいたのかは覚えていないが、私はその男の子のことが好きだった。

でも、ある日突然、街も友達も、親も変わった。

男の子とはそれっきり会うことはなく、いつの間にか私の記憶の奥底へ沈められていた。



大好きだった。本当に大好きだったんだ。

記憶の断片が、私の心の穴に、まるでパズルのようにフィットしていく。

思い出す度に、愛おしさが込み上げてきていた。










「琉叶、るかくん。」