「アサルト、」

「お、彼女は寝ました?」

アサルトは、ニヤニヤとした笑みを浮かべ、グレネに聞いた。

「……だから違うっつってんだろ。」

「…じゃあどーゆー関係なんスか?」

アサルトは、数多くいる俺の殺し屋仲間の1人。
本名は、2年一緒にいるがお互い知らない。

「たまたま行く宛てもなさそうだったから拾ってきただけだ。」

「拾うって笑人助けをしたって言いましょうよ。」

アサルトが「どうするつもりッスか?」と聞く間も無く、グレネは口を開いた。

「別にどうするつもりも無い。死ぬなら勝手に死んでくだろう。」

グレネは、冷酷にそう言い放った。

「…じゃあなんで助けて、看病までしてるんスか。」

「…知らん。」

「もしかしてグレネさん、つんでr」

「帰れ。土産は感謝する。」

アサルトにそう言うと、アサルトは渋々帰って行った。