しばらくヒナタと話していると担任の先生が来てみんな自分の席に着いた。
これから一週間はこの学校のオリエンテーションを聞くことになる。学校の方針や施設の説明、各授業の進め方を先生から説明されて自分の高校生活を具体的にイメージする時間になるわけである。
施設の案内をされているとき、移動中の並びは自由で各々が自分と気の合いそうな人達でグループを作り始めていた。
私は移動中にヒナタととても仲良くなった。明るいけどおとなしいし話しているときはいつもこっちが欲しい言葉をくれる。
数日後にはお互い「ちゃん呼び」が取れていた。
「サキってさ、モテてたでしょ。サキみたいな子が好きな男子多いと思うな」
中学校からみんなの私に対する反応が変わったのが分かった。私はどうやら可愛いらしいのだ。自分でそう思っているわけではなく、周囲の反応から気づいてしまったのだ。
ただ恋愛には疎い。中学2年のころ、当時気になっていた人に告白されたので付き合ったことがあるが中学生の恋愛は遊べる範囲が狭いのだ。つまりデートにしても公園か図書館くらいしか行くところがなかった。私も相手もデートに慣れていないせいで一緒にいるうれしさよりもこんなデートしかできない自分たちに恥ずかしさを感じてしまった。
結局、なんで付き合ったのかわからず関係は自然消滅していったのである。
これから一週間はこの学校のオリエンテーションを聞くことになる。学校の方針や施設の説明、各授業の進め方を先生から説明されて自分の高校生活を具体的にイメージする時間になるわけである。
施設の案内をされているとき、移動中の並びは自由で各々が自分と気の合いそうな人達でグループを作り始めていた。
私は移動中にヒナタととても仲良くなった。明るいけどおとなしいし話しているときはいつもこっちが欲しい言葉をくれる。
数日後にはお互い「ちゃん呼び」が取れていた。
「サキってさ、モテてたでしょ。サキみたいな子が好きな男子多いと思うな」
中学校からみんなの私に対する反応が変わったのが分かった。私はどうやら可愛いらしいのだ。自分でそう思っているわけではなく、周囲の反応から気づいてしまったのだ。
ただ恋愛には疎い。中学2年のころ、当時気になっていた人に告白されたので付き合ったことがあるが中学生の恋愛は遊べる範囲が狭いのだ。つまりデートにしても公園か図書館くらいしか行くところがなかった。私も相手もデートに慣れていないせいで一緒にいるうれしさよりもこんなデートしかできない自分たちに恥ずかしさを感じてしまった。
結局、なんで付き合ったのかわからず関係は自然消滅していったのである。
