夕飯を食べ終わり、少し勉強をしてベットに身を投げた。

 私は一日の出来事を振り返っていた。
学校のグループ活動で見かけたケイという男子を思い出していた。彼とは初めて会って、まだしゃべってもいないのに印象に残っていた。

すると不意に気づいてしまった。兄に雰囲気が似ているのだ。どこが似ているのかを説明するのは難しいがなんとなく思ってしまった。

正確は兄とは真反対だろう。話すペースもゆっくりだったし、嫌な感じはしなかった。

彼のフルネームすら知らないけれど兄と差別化するために彼を知ろうと思った。