『で、その子はどういう子なんだ?』



『ん~…なんて言うか、いい子だよ。健気で、笑顔が似合う子…ってかナギ先生知ってるよ絶対、俺と同じクラスの子だし』



今相談受けてる生徒は、俺が担任してるクラスの生徒。



『おっ!じゃぁ教えろよー』


顔真っ赤にして話す生徒をみて、
男の俺から見ても素直でいい奴だし、
こいつなら幸せにしてやれるなって思っ




『えーでも高望みしすぎしてるって思われそうだしなぁーっ
その人ってファンクラブまであるくらいだしっ』


はぁーっ!?
ファンクラブ??なんだそりゃ?
ただの、ミーハーか…?


『まぁ…ここまで言ったらバレたも同然だし、いっか!!
ウチのクラスの秋月優姫。アハハっ高望みっしょ?』



…………………………


『…先生?』


…前言撤回。

こいつに優姫は幸せにできねぇーよ?
だって俺がいるしっ