「だーれが呼び捨てで呼んでいいって言った?あ゙?」


多分、渚にとって私の第一印象は最悪だったと思う。


というか、そう思った…


なのに渚…爽やか王子は…



『プッ…―アハハハ…ヒ…ウケル…』

「何が?こっちは本気でッ…」


…――ギュッ


『母さん、俺、本気で優姫と結婚したい!』


ちょちょちょ…まって!!

何がどうして、そういう話しの流れに?
もともとはそういう事なんだけど…私は嫌っていったじゃん!


「私はっ…い…」

私の言葉を遮り爽やか王子は、
シッと私の唇に人差し指を置いてウィンクした…


こ、こいつに何いっても無駄だ…