とんでもないことを言われ、変な声が出てしまった。

も、もしかして……。
私、今から蒼汰さんとするの?


「莉乃が可愛くて……抑えられないんだ。ごめん」


蒼汰さんはそう言いながらそのままベッドルームへと向かい、私をベッドの上に降ろした。
さっきからドキドキと心臓が早鐘を打っていて、部屋中に響いているようなきがしてならない。

でも、どうして……?
こういうことを含めた政略結婚だなんて考えてもいなかった。

だって、お互いメリットがある結婚だというから引き受けただけで、形だけの結婚ならこういうことする必要なんてない。

そんなことを考えているうちに、再び蒼汰さんは私にキスを落とした。
さっきとは違って、とろけるような、熱いキス……。


「んっ……蒼汰、さんっ」

「莉乃、怖かったら言って。すぐやめるから」


そう言いながら蒼汰さんは私のパジャマを脱がせて、身体中にキスを落としていく。

「莉乃、きれいだな」と言いながら敏感なところに触れた蒼汰さん。


「あっ……ちょ、それ……ダメです。んっ……」

「ダメじゃない。莉乃の全部を見せて」


そんなことを言われてしまったら、もうなにも考えられなくなる。
想像以上にとろとろになった身体にもう一度キスを落とすと、蒼汰さんはゆっくりと私の中を貫いた。