しばらく画面を見つめたまま電話には出ずにいると、切れてしまう着信。
ほっとしたのも束の間に、高森先輩はまだ諦めてはいないようでスマホの震えと共に再度着信音が鳴り始めた。
まだ朝の7時前だというのに、一体なんの用件なのか。
「もしもし?」
『莉乃。おはよう。昨日の件なんだけど、明日か明後日に時間取れないか? 父に会って欲しいんだ」
「えっ!? そんないきなり……」
高森先輩からの突然の提案に思わず大きな声を出してしまった。
おかげ様で目は覚めたけれど、自分の大声で目が覚めるとはなんとも情けない。
しかも高森先輩のお父様に会うって……結婚のご挨拶?
『いきなりですまない。とりあえず、都合をつけてまた連絡しておいて欲しい』
「え……はい。わかりました」
『それじゃあ。また俺も連絡する』
用件だけをササっと伝えると、一方的に切られてしまった電話。
信じられない……。
まさか、本当に結婚の話を進められてしまうなんて。
しかも、お父様は高森皮膚科の医院長。
交際期間もなく1度もあったことがないお父様に、いきなり結婚の申し込みをして引かれたりしないだろうか。
「どうしよう……」
はぁ、と大きなため息を漏らしてからクローゼットを開けて、ハンガーに掛けられているドレスを一望してみる。
ほっとしたのも束の間に、高森先輩はまだ諦めてはいないようでスマホの震えと共に再度着信音が鳴り始めた。
まだ朝の7時前だというのに、一体なんの用件なのか。
「もしもし?」
『莉乃。おはよう。昨日の件なんだけど、明日か明後日に時間取れないか? 父に会って欲しいんだ」
「えっ!? そんないきなり……」
高森先輩からの突然の提案に思わず大きな声を出してしまった。
おかげ様で目は覚めたけれど、自分の大声で目が覚めるとはなんとも情けない。
しかも高森先輩のお父様に会うって……結婚のご挨拶?
『いきなりですまない。とりあえず、都合をつけてまた連絡しておいて欲しい』
「え……はい。わかりました」
『それじゃあ。また俺も連絡する』
用件だけをササっと伝えると、一方的に切られてしまった電話。
信じられない……。
まさか、本当に結婚の話を進められてしまうなんて。
しかも、お父様は高森皮膚科の医院長。
交際期間もなく1度もあったことがないお父様に、いきなり結婚の申し込みをして引かれたりしないだろうか。
「どうしよう……」
はぁ、と大きなため息を漏らしてからクローゼットを開けて、ハンガーに掛けられているドレスを一望してみる。



