キミとの距離が、縮まらない。


「みおなん!あれ?長谷川くん!?」


「おー、そういうことねー。」


原口さんと山本さんが、手を繋いでいる私達を見てニヤニヤしている。


途端に恥ずかしくなって、どちらからともなく、握っていた手を離した。


「ちょ、なんで出てきてるんだよ、長谷川!戻れ戻れ〜!」


長谷川くんの姿をみた町田くんが、長谷川くんに中に戻るよう促した。


「うん、すぐ戻るよ!」


長谷川くんはそう言うと、私達に向かって「じゃ、3人で楽しんで。」と手を上げて中に戻ろうとしたけど、私の方をもう1度振り返って、こっそりと耳打ちする。


「…今度、2人になった時は、メガネかけたまんま上手くできるように、練習しような。」


顔が真っ赤になったのを感じながら長谷川くんを見ると、長谷川くんはいたずらっぽく笑っていた。


――さっき言いかけてたのって、もしかしてこのこと?


今度、2人になった時…。


想像しただけで、また顔に熱が集まる。