そう。だから今日は私にとってこの先何度あるかわからない、貴重なチャンス。

お母さんも大吾さんも、子供を家に残すのを心配しているみたいでいつもどちらかが家にいて

とても告白できる雰囲気じゃない。

でも今日は珍しく二人とも仕事の日が被って、二人して帰りが遅い。

今日こそらんくんに告白するんだ!

「どうします?今日はまだまだ時間がありますし、映画でもみます?」

らんくんの急な申し出で、私は飲んでいた水を拭き出しそうになった。

「えっ⁉︎」