ふむふむ。ちょっと失礼しますよっと。
LIMEを開くと『りこ』というアカウントからだった。
りこ、、、。りこ?
ちょっと待って、誰か分かりそうな感じする。
えーっと、あとちょっと。もう少し。
よし、なんとなくだけど大体のことは思い出せたかな。
簡単にまとめるとメッセージを送ってきたのは向かいの家に住む幼馴染の高橋莉心《たかはし りこ》。
華奢な体と全体的に色素の薄い外見から大人しそうなイメージを持たれやすいけど、実際は何事にも物怖じしないおてんばな性格で葵杏ちゃんも度々彼女のいたずらに巻き込まれていたらしい。
それでも幼稚園から高校まで一緒にいたってことは本当に仲の良い2人だったんだろうな。
そんなことを思いながらLIMEを開くと、届いていたのは理解の追い付かない言葉の羅列と私の容態を心配するメッセージだった。
「きぃー!目が覚めたってきぃのお母さんから聞いて、ほんとにほっとしたよ!事故の後遺症とかは無い?急がずにゆっくりしっかり治して退院してね!明日お見舞い行くから待っててね!また一緒に踊ろうね!」
事故? 後遺症? 踊る?
一体何のことか分からず目をぱちぱちさせる。
とりあえず、明日は莉心がお見舞いに来てくれるから、その時にでも聞いてみよう。
そうして私は早川葵杏になって初めての1日を終えた。
LIMEを開くと『りこ』というアカウントからだった。
りこ、、、。りこ?
ちょっと待って、誰か分かりそうな感じする。
えーっと、あとちょっと。もう少し。
よし、なんとなくだけど大体のことは思い出せたかな。
簡単にまとめるとメッセージを送ってきたのは向かいの家に住む幼馴染の高橋莉心《たかはし りこ》。
華奢な体と全体的に色素の薄い外見から大人しそうなイメージを持たれやすいけど、実際は何事にも物怖じしないおてんばな性格で葵杏ちゃんも度々彼女のいたずらに巻き込まれていたらしい。
それでも幼稚園から高校まで一緒にいたってことは本当に仲の良い2人だったんだろうな。
そんなことを思いながらLIMEを開くと、届いていたのは理解の追い付かない言葉の羅列と私の容態を心配するメッセージだった。
「きぃー!目が覚めたってきぃのお母さんから聞いて、ほんとにほっとしたよ!事故の後遺症とかは無い?急がずにゆっくりしっかり治して退院してね!明日お見舞い行くから待っててね!また一緒に踊ろうね!」
事故? 後遺症? 踊る?
一体何のことか分からず目をぱちぱちさせる。
とりあえず、明日は莉心がお見舞いに来てくれるから、その時にでも聞いてみよう。
そうして私は早川葵杏になって初めての1日を終えた。
