この子は高校に入ってからできた友達、莉奈ちゃん。

 莉奈ちゃんは私が宮川君を好きなこと知ってて、応援してくれてるんだ。

「うまく、誘えたと思う…」

 曖昧な返事になってしまったのは許してほしい。

「もう心配だよ~」

 私も人生はじめての告白にドキドキだ。

 すると莉奈ちゃんが私の手を握って、

「茜、頑張って」

「うん!」

 私は大きく頷く。

 嬉しいなぁ。頑張らないと。

「じゃあ部活行ってくるね~」

 莉奈ちゃんが私から離れていく。

すると…