「明日からは夏休みだぞ。今日は早く帰るようにー」
先生の言葉を聞いて帰ろうとする人や部活に行こうとする人が動きはじめる。
でも私は1人の男子生徒の机に歩みよる。
「宮川君、放課後時間ある?」
「あーうん。どうしたの?」
「ちょっと話したいことがあって…」
「わかった」
そう伝えて私も自分の席に戻る。
はぁー、緊張した。
私は心の中でそっと息を吐く。
これから宮川君に告白するのに、こんな調子で、大丈夫かなぁ。
そんな私に女の子が駆け寄ってくる。
「茜、ちゃんと誘えた?」
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