その日から、私は毎日ひろあきとメールした。

ひろあきは、周りから「あき」と呼ばれていた。いつの間にか私も、彼の事をあきとよんでいた。

でも、私たちが喋ることはなかった。クラスが隣同士ということもあり、たまに見かけたり、うちのクラスにきて男子と喋っているのを何度か見たりはしていた。だけど、お互い恥ずかしがりやだったので、なかなか喋れずにいた。