美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

「王都の貴族の屋敷だったら、給金は良かっただろうに、そこをやめてまで魔法使いに会いたかったのか?」

「ま、まぁね。
魔法使いは今少ないし。」

私は愛想笑いを浮かべた。



「でも、王都の城にも魔法使いはいるじゃないか。
女王に永遠の命を与えた、ものすごい魔法使いが。」



ダグの言葉を聞いた途端、頭に血が上った。
あれは何人もの人を犠牲にした最悪の魔法じゃない。
そのせいで、私もこんな所に連れて来られて。



「あ、あれは、良くない魔法使いだ。」

「どうしてだ?あの魔法はそう簡単には出来ないものらしいぜ。
それに、女王が変わらないおかげで、我が国は落ち着いてる。」

「そんなの、女王のおかげなんかじゃないよ!」

「そんなこと、誰かに聞かれたら、しょっぴかれてしまうぜ。
あの国は、ずっと他所の国から攻め込まれたり、天災が重なったりしてたけど、女王がおさめるようになってから、平和になったって聞いたぜ。
言ってみれば、女王は国の守り神みたいなもんだな。
だから、女王はずっと女王を続けてるんだぜ。」

守り神だって?
あんなの、悪魔以外の何者でもない。
そんな馬鹿みたいな話を信じてるダグにも、腹が立った。