美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。





「さぁ、飲んで下さい。」

暗くなってから、私はまたハーディッシュを採りに走った。
街頭なんて全くないけど、その分、星や月の明かりが明るいから、なんとかわかった。



セバスチャンの容態はまだ変わりがない。
熱が高く、咳がよく出ている。
ハーディッシュに効果があるのかどうかはわからないけど、滋養強壮に良いという話を信じるしかない。
今はそのくらいしか出来ないんだから。



次の日の朝のために、ハーディッシュを搾っておいた。
長くはもたないかもしれないけど、少しくらいなら大丈夫だろう。
なんせ、採ったまま置いとくと、ハーディッシュはすぐにしなびれてしまうから。
こんなだから、この薬草は流通しないのかもしれない。
私は、女王の器だから、そんな貴重なものを飲まされてたんだろうね。



朝になり、一番に昨夜絞ったハーディッシュを見てみた。
特におかしな感じは無い。
においもいつもと変わりは無い。
私はそれを持って、セバスチャンのところへ行った。



「おはよう。」

「あ、おはようございます。」

心なしか、セバスチャンは少し回復したように感じられた。



「ハーディッシュのおかげかな。
頭の痛みが落ち着いたよ。
熱も下がって来たんじゃないかな?」

確かに、顔色は普通になって来てるし、汗もかいてない。
気分が良さそうだ。
やっぱり、ハーディッシュは効くんだね。