美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

「セバスチャンさん、大丈夫ですか?」

夜が深くなると、セバスチャンの熱が上がった。
それは苦しそうな息遣いと汗でわかった。
だけど、ここに薬なんてないだろうし、お金がないんだから、医者も呼べない。



私には濡らした布切れを替えてあげることしか出来ない。
熱が高いせいか、布切れはすぐに温かくなってしまう。
この分じゃ、きっと頭も痛いだろうな。
まさか、このまま死んでしまったりしないよね。
心細さに、体が震えた。



何かないだろうか。
やっぱり、無理やりにでも医者を呼んだ方が良いかな?



「セバスチャンさん、医者はどこにいますか?」

「医者は...この町には、い、いない。」

「えっ!」

医者がいない町があるなんて...
異世界ってそういうものなのかな?
それとも、この町が特殊なのか。



「薬屋は?」

「た、たまに、行商で来るくらいだ。」

薬屋もないのか。
あぁ、無理して喋らせたせいか、咳き込んでる。
無意識に背中を触り、そしてその手を引っ込めてしまった。



どうしよう?
何も手立てはないのかな?



(落ち着いて...きっとなにかあるはず。)



少しでも、セバスチャンが楽になれること...




(あっ!)