美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

日を追う事に、セバスチャンは痩せてやつれて来た。
申し訳なさも、どんどん募る。
私も多分、少し痩せたと思う。
毎日、野菜とか豆のスープだけだから。







「ど、どうしたんですか!?」

ある時、セバスチャンがずぶ濡れで帰ってきた。



「魚を釣ろうと思って川の方まで行ったんだ。
でも、そこで足を滑らせてこのザマだ。」

「早く着替えないと風邪を引きますよ。」

「着替えがないんだ。」

「じゃあ、私の服を…」

「残念だが、俺の背中はこんなだから、普通の服は着られないんだ。」



(……あ!)



私は男性の服に着替え、私が着ていたローブをセバスチャンに渡した。



「これを着て下さい。」

「すまないな。」



着替えも1着しかないんだな。
その1着を私が借りたら、こんな時に困るだろうな。



なにもかもが最低の生活だ。
そんな風にさせてしまったのは私のせいもある。



どうしよう?



とりあえず、セバスチャンを無理やり寝かせ、今夜は私が野菜くずのスープを作ることにした。
ここにはガスもない。
薪をくべて火を起こす。
セバスチャンは簡単にやってたけれど、なかなか火がつかない。



どうしてこんな不便な世界に呼び出されたんだろう。
最悪だ。



でも、考えてみれば、最悪なのはセバスチャンの方かもしれない。