美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。





(はぁ~…なんだか大変な1日だったなぁ。)



固い長椅子に横になり、私は今日のことを思い返していた。
彼は、自分のベッドに寝るように言ってくれたけど、申し訳ないし、失礼ながらちょっと嫌な気もしたから、長椅子を借りた。
寝具もないから、床に寝てるのとあまり変わらない。
それでも、ちょっとはマシだよね。
うん、文句なんて言えない。



これからどうすれば良いんだろう…



あ…!



そうだ!
彼が言ってた。
どんな宗教なのかはわからないけど、この世界にも神父さんがいるんだ。
神父さんに相談したら、助けてもらえるんじゃないかな?
仕事や住む所さえみつければ、後はなんとかなる。



(なんとか…なる?)



それは、なんとか生きていけるってだけの話だよね。
元の世界に戻れるわけじゃない。
そう思ったら、思わず涙が溢れた。



私、一生、ここで暮らしていくしかないのかな?
みんな、私がいなくなって心配してるよね。



たまに聞く『神隠し』って、私みたいなケースもあるのかな?
もしかして、みんな、異世界に連れて来られてるの?



そんなことを考えたら、ますます、涙が込み上げた。



あの日、理沙と会わずにまっすぐ帰ってたら、こんなことにはならなかったのかな?
いや、私は選ばれたって言ってたから、関係ないか。
でも、お酒を飲まずに、馬車にも乗らなかったら、もしかして…
激しい後悔に、また涙がこぼれた。